常識的想像力

芸術大学の出し物と言う言葉に対しては、それはもう自由闊達で瑞々しい若い発想による制作物を我々は期待するものです。
しかしあまりにも自由で好き勝手すぎるものは時としてとんでもない大惨事につながってしまうという事をたった今見せつけられたばかりでもあります。
木材で作ったジャングルジム状の構造物の中におが屑を詰めたものは、一般的な想像力の範囲において『効率よく燃やすための物に近い』と分かる必要があります。
これは芸術的センスではなくコモンセンス、常識と言う物です。
そんなわけで起こってしまった災害については「常識的想像力の欠如」というものを強く感じるわけです。
が、同時にその想像力の問題を個人の知力に帰結させるのにもちょっと違和感を覚えます。
というのも、火元となったと思しき白熱電球というものは触れば確実に火傷するほど発熱するというのを、子供のころからそれに触れてきた世代は経験則的に知っているわけです。
が、メインの照明器具がLEDという世代となると電球の発熱はヤバイという常識を必ずしも共有していないのではないでしょいうか。
世代が違う事による常識のギャップというのは、時にはこんな致命的な事態を引き起こしうるのかも知れません。
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